14年間可愛がっていただきありがとうございました。

何からお話すればよいのか・・・( ^ ^ ;)
突然ですが、IOHとしてのお芝居は今回の6月の公演をもって閉幕することになりました。
突然何をと思うかもしれませんが、実は昨年あたりからそういう話がないわけではなかったのです。
ただ色々な事がこの時期にドドッと押し寄せてきて、こういう形を取らなければならなくなりました。
1992年6月に【BETTER TOMORROW】( 部・ 野・ )という作品がIOHの出発でした。
東京キッドブラザース出身の男三人が1回だけ自分たちで芝居を作ってみようと思ったのが、
IOHの始まりです。グループ名は三人の頭文字から取って I・O・H(アイオー)
KIDを退団した後サラリーマン(広告代理店勤務)をしていた林と声の仕事をしていた磯部。
久しぶりの3人の再会はKIDの25周年公演『冒険ブルックリンまで』でした。
この時私以外の2人の中で何が起きていたのか私はわかりませんが、
でも確実に何かが変わりつつあったのだと思います。
ある居酒屋で磯部・林が飲んでるというので私は会いに行きました。
酒を飲みながら言うんです。何かやりたい。やりたいって何を・・・芝居でしょう!!ねぇ。
そう、2人は芝居がやりたかったのです。私自身いろんな事にもがいてた時期だったので・・・だったら俺も混ぜて!!
3人の中で何かが弾けました。そこから三人の思いと行動は一気に加速して行きました。
劇場を押さえKIDの先輩である村松さんを始め自分達の知ってる限りの人達に協力を求めお願いしました。
初めて書いた林の台本を1ヶ月かけて3人でまとめ、残り1ヶ月で芝居を作るという作業。
役者とスタッフ(表・裏)の仕事を全て自分達でやらなければならない。私達にとって何もかも初体験でした。
でも何かに夢中になる事の嬉しさを久しぶりに感じました。磯部も林も同じ気持ちだったと思います。
ずっとサラリーマンをしていた林が、ぽつりと言いました。
『僕は今、眠くて、疲れてて、どうしようも無いくらいクタクタだけど』・・・『今どうしようもないくらい幸せなんだよね』って、
その言葉は私には重かった。この人は本当に芝居がやりたかったんだなって感動しました。
あれから14年、私達は年2本のペースで芝居を作り続けてきました。
続ける事の難しさと続ける事の大切さを今更ながら分かったように思います。
でも始まりがあるから終わりがある、終わりがあるからまた始まりもある。
IOHという形でのお芝居は幕が降りますが、これからは形にとらわれずに好きな芝居を続けていきたいと思ってます。
東京キッドブラザースから応援し、もちろんIOHから応援していただいた
お客様には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
さて最終幕である6月のお芝居は14年間において私達の一番好きなお芝居でもありました
【きみ去りしのち】そして続編とも言うべき【やっとお別れ】に決まりました。
6月21日〜7月2日このタイトな期間で2作品ですが、最後はゼロからということで、役者・スタッフ
全力で向かって行きますので、是非是非応援のほど宜しくお願い致します。
                                * IOHのHPでも林がメッセージを入れると思います。